『かしまし ～ガール・ミーツ・ガール～』の あかほりさとる×桂 遊生丸 コンビによるアレルギー系ラブコメ。 主人公の山乃たすくはアレルギー性の花粉癥。その癥狀はひどく、マスクにゴーグルを著用しなければならないほどですが、その素顔は超絶美少年。対するヒロインの森丘ほのみは、クラスメイトに「ほのみ様」と呼ばれるお嬢様ですが、戀愛アレルギーだったのです。そんなアレルギー持ちの二人が桜の精に呼ばれて物語は始まります。桜の精によって「戀愛実験同好會」が結成され、二人は戀を知るために、行動していくのです。 戀に戀するお嬢様のほのみがとても可愛らしく描かれています。ほのみの戀愛アレルギーは桜の精の要望を葉えたら治してもらえるので、それはもうノリノリで戀愛にむかっていきます。その為ならノート丸一冊使って交換日記を付けようと、キス（未遂に終わる）をしようとおかまいなしです。戀愛が絡んだときのほのみは表情がコロコロと変わって、モテモテのたすくをシショーと呼んでアタックしていきます。 一方のたすくは乗り気ではありません。彼はその整った容姿のために過去に多くの女子たちからのアタックを受け、戀愛に恐怖心を抱いているからです。 お互いに戀愛に対して完全に踏み込める狀態ではないので、これから惹かれあって起こるであろうジレンマや葛藤の様子が非常に楽しみです。まだ、ほのみのアレルギーが発癥していないということは、まだ彼女がたすくに戀をしているわけではないということであり、２巻でほのみの心情がどのように変わっていくのでしょうか。桜の精から一時的特効薬も貰ったので、２巻ではアレルギーが起こるかもしれませんね。 また、ほのみの友人のアキちゃん、たすくの変態兄姉もいいキャラしてます。特にアキちゃんは常識人で、突っ走りがちなほのみと、やる気の無いたすくの戀愛を進めていく上で欠かせない人物となっています。